2008年05月14日
父がひとりで暮らしている。
あまり栄養のバランスいい食事、とってないだろうな。
あたしは今年の自分の誕生日は父の部屋で2人で過ごすことにした。
自分の誕生日ケーキ、自分で焼いてデコレーションして、
料理も父が好きそうなもののレシピ集めて、
一日がかりでご馳走を準備しようと。
「あなた、お父さんと結婚するつもりなの?」と母が訊く。
「そういうことになるのかなあ・・・。
お母さん、お父さんとはもう離婚してるんでしょ?」
「そうだけど・・・」
「ああ、でもあたし、お父さんとは、血が繋がってるんだっけ。
結婚だなんて実の娘なんだからおかしいよねえ。
同棲でもないし、同居、か」
「美香ちゃん、なんでよりによってお父さん選ぶの?
まだ若いんだし、男の人ならほかにいっぱいいるじゃない」
1つ年上の姉が眉間にしわを寄せて不思議そうに呟く。
そうだね、男の人なら、いっぱいいる。
なんでお父さんだけと静かに2人で暮らして
毎日ご飯つくったりしてあげようと思うんだろう?
別に仲がいいわけでもないし、普段連絡とりあってるわけでもないのに。
でもどうかするとあたしに嫉妬の目を向けそうな母はひとりの「女」で、
母と別れた寡黙で不器用な父はひとりの「男」でしかなかった。
あたしを生んで育ててくれた親にはついぞ思えなかった。それだけ。
父はあたしがいても相変わらず黙って過ごすだろうし、
料理を作っても「おいしい」も「不味い」も言わず口に運ぶだろう。
それでも構わないと思えるのは、あたししかいないような気がした。
側にいてあげなきゃいけない気がした。
年老いた女性と、年老いた男性。
孤独がより寂しげに見えるのは、なぜ男性の方なのだろう?
毎度の夢オチでした。
自分がニンゲンなのか布団なのかわからないわ。
入浴も促されてやっとこなすありさま。
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あまり栄養のバランスいい食事、とってないだろうな。
あたしは今年の自分の誕生日は父の部屋で2人で過ごすことにした。
自分の誕生日ケーキ、自分で焼いてデコレーションして、
料理も父が好きそうなもののレシピ集めて、
一日がかりでご馳走を準備しようと。
「あなた、お父さんと結婚するつもりなの?」と母が訊く。
「そういうことになるのかなあ・・・。
お母さん、お父さんとはもう離婚してるんでしょ?」
「そうだけど・・・」
「ああ、でもあたし、お父さんとは、血が繋がってるんだっけ。
結婚だなんて実の娘なんだからおかしいよねえ。
同棲でもないし、同居、か」
「美香ちゃん、なんでよりによってお父さん選ぶの?
まだ若いんだし、男の人ならほかにいっぱいいるじゃない」
1つ年上の姉が眉間にしわを寄せて不思議そうに呟く。
そうだね、男の人なら、いっぱいいる。
なんでお父さんだけと静かに2人で暮らして
毎日ご飯つくったりしてあげようと思うんだろう?
別に仲がいいわけでもないし、普段連絡とりあってるわけでもないのに。
でもどうかするとあたしに嫉妬の目を向けそうな母はひとりの「女」で、
母と別れた寡黙で不器用な父はひとりの「男」でしかなかった。
あたしを生んで育ててくれた親にはついぞ思えなかった。それだけ。
父はあたしがいても相変わらず黙って過ごすだろうし、
料理を作っても「おいしい」も「不味い」も言わず口に運ぶだろう。
それでも構わないと思えるのは、あたししかいないような気がした。
側にいてあげなきゃいけない気がした。
年老いた女性と、年老いた男性。
孤独がより寂しげに見えるのは、なぜ男性の方なのだろう?
毎度の夢オチでした。
自分がニンゲンなのか布団なのかわからないわ。
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